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    坊っちゃん (翌日(あくるひ)おれは学校へ〜) (取扱ショップ:楽天ブックス)

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       ■青空文庫から『坊っちゃん』を一部抜粋
       翌日(あくるひ)おれは学校へ出て校長室へ入って談判を始めた。
      「何で私に辞表を出せと云わないんですか」
      「へえ?」と狸はあっけに取られている。
      「堀田には出せ、私には出さないで好(い)いと云う法がありますか」
      「それは学校の方の都合(つごう)で……」
      「その都合が間違(まちが)ってまさあ。私が出さなくって済むなら堀田だって、出す必要はないでしょう」
      「その辺は説明が出来かねますが――堀田君は去られてもやむをえんのですが、あなたは辞表をお出しになる必要を認めませんから」
       なるほど狸だ、要領を得ない事ばかり並べて、しかも落ち付き払(はら)ってる。おれは仕様がないから
      「それじゃ私も辞表を出しましょう。堀田君一人辞職させて、私が安閑(あんかん)として、留まっていられると思っていらっしゃるかも知れないが、私にはそんな不人情な事は出来ません」
      「それは困る。堀田も去りあなたも去ったら、学校の数学の授業がまるで出来なくなってしまうから……」
      「出来なくなっても私の知った事じゃありません」
      「君そう我儘(わがまま)を云うものじゃない、少しは学校の事情も察してくれなくっちゃ困る。それに、来てから一月立つか立たないのに辞職したと云うと、君の将来の履歴(りれき)に関係するから、その辺も少しは考えたらいいでしょう」
      「履歴なんか構うもんですか、履歴より義理が大切です」
      「そりゃごもっとも――君の云うところは一々ごもっともだが、わたしの云う方も少しは察して下さい。君が是非辞職すると云うなら辞職されてもいいから、代りのあるまでどうかやってもらいたい。とにかく、うちでもう一返考え直してみて下さい」


      ■『坊っちゃん』などの著作権が切れている作品は青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)でも読むことができます。

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